トラブル防止策 オークションの取引事例編 服の場合
服取引の流れ
服の取引で起きやすいトラブルを未然に防ぐには、出品者・落札者双方で以下の5点を必ず確認しましょう。
それぞれ、トラブル防止の具体的事例を交えて解説していきましょう。
商品の正確な寸法を確認する
服の場合、最も気を付けなければならないのは服の寸法です。大手スーパーで売っているような服であればS、M、Lのサイズ指定でトラブルになるような事はありませんが、
セレクトショップや輸入服の場合、寸法一つで多大なトラブルの種に発展する事になります。
服の場合、国ごとの平均的な体格に合わせて作られている事が多いので、輸入服の場合、基本寸法がまるで異なります。
SサイズなのにMサイズ以上の大きさがあったり、LサイズなのにMよりもキツメに作られていることなど枚挙にいとまがありません。
服をオークションで買う場合、必ず「着丈」「袖丈」「身幅」「肩幅」は表記すべきであり、書いてなければ確認するようにしましょう。
カットソー、Tシャツ系は、若い人向けに作られている場合かなりタイト気味になっているので、
ピッチピチの商品を買ってしまって結局着なかったという事のないように事前確認はしっかりと行って下さい。
商品の状態を確認する
商品の状態は人それぞれの主観で異なってきます。古着に対する認識は千差万別です。
私自身、「これは新品同様と言えるのか?」と思えるような商品を買ってしまった事もありますし、
自分が出品した時に、自分の考えでは新品同様とは言えない程度の良品を送ったと思ったら、
「こんなに綺麗なものを安く譲って頂いてありがとう御座いました」と言われてしまった事もあります。
この点の意思疎通が事前にしっかり行われていないとトラブルの種になります。
だからと言って、「ノークレームノーリターン」とか、「状態は写真を見て判断して下さい」などだけで逃げてしまうのは問題です。
必ず、「あくまで古着としての出品物ですのでその点ご了承下さい」という一文を付け加えるようにしましょう。
また、少しでも高く売りたい気持ちはわかりますが、自分が見て少しでも落ち度があると思われる場合は、
新品同様や良品などの言葉を使用するのは控えて置くのもトラブルを回避する一つの手法です。
梱包の方法を確認する
服の梱包の場合、壊れ物ではないのであまり気を使う点はありませんが、 水ぬれ防止としてビニールをしっかり付けておくことだけは忘れないようにしましょう。 水で商品がぬれた場合、シミの原因となり、後でトラブルになりますので十分に注意して下さい。 梱包は服を買った時に貰った紙袋を使用するのがいいと思います。
郵送方法を確認する
服の郵送方法は、「普通郵便」「ゆうパック」「宅配便」となります。殆どの場合、商品自体が軽いのとかさばって無駄に箱が大きくなるので、 普通郵便が最も安く済む郵送方法になると思います。
送料を確認する
「送料は一律いくらです」、と決めておくのがトラブル回避には役立ちます。また、自宅計量では限界がある為、
重さによって送料が変動した場合、返金対応等に関して速やかに連絡するのがベストです。
送料が390円ですと言われていたのに、実際届いた商品には240円分の切手しか貼っていなかったらあなたはどう思いますか?
差額送料が出そうなら、受け取った送料分の切手を貼ってしまうか、窓口で下の値段で出来そうだといわれても、「先方から送料は頂いているので」と、
窓口の人に話し、予定していた値段で処理してもらえばトラブルにはなりません。
送料はオークションで最もトラブルになる要因の一つなので細心の注意を払いましょう。
以上が服に関するオークション取引事例、注意点となります。