トラブル防止策 オークションの取引事例編 雑貨の場合
雑貨取引の流れ
雑貨の取引で起きやすいトラブルを未然に防ぐには、出品者・落札者双方で以下の5点を必ず確認しましょう。
それぞれ、トラブル防止の具体的事例を交えて解説していきましょう。
既製品か、ハンドメイドかの確認
これ自体がトラブルになるわけではありませんが、既製品かハンドメイドかの明記は必要です。
通常オークションで動産(本やCD、服など)を売る場合、生活用動産に関しては所得の対象外となっていますが、
ハンドメイド品を販売した場合、それは生活用動産となはらず、必要経費を差し引いた所得額が雑所得の課税対象となります。
ですので、自分の出品物が明らかな生活動産品の場合は、その旨記載しておいた方が、税務署の人に対する対策になるわけです。
最近はオークションでの売買に関して目を光らせ始めていますので、同じようなものを頻繁に売買しているような人はこの点ご注意を。
商品の状態を確認する
商品の状態は人それぞれの主観で異なってきます。中古品に対する認識は千差万別です。
私自身、「これは新品同様と言えるのか?」と思えるような商品を買ってしまった事もありますし、
自分が出品した時に、自分の考えでは新品同様とは言えない程度の良品を送ったと思ったら、
「こんなに綺麗なものを安く譲って頂いてありがとう御座いました」と言われてしまった事もあります。
この点の意思疎通が事前にしっかり行われていないとトラブルの種になります。
だからと言って、「ノークレームノーリターン」とか、「状態は写真を見て判断して下さい」などだけで逃げてしまうのは問題です。
必ず、「あくまで中古品としての出品物ですのでその点ご了承下さい」という一文を付け加えるようにしましょう。
また、少しでも高く売りたい気持ちはわかりますが、自分が見て少しでも落ち度があると思われる場合は、
新品同様や良品などの言葉を使用するのは控えて置くのもトラブルを回避する一つの手法です。
梱包の方法を確認する
雑貨の梱包でも、水ぬれ防止としてビニールをしっかり付けておくことは重要です。 また、小物類は破損しやすい壊れ物が多いので、エアキャップでの補強や段ボールで箱を作って間に新聞紙や発泡スチロールなどの 緩収剤を入れるのを忘れずに。なるべく良い状態で商品が相手に届くように誠意をもって梱包しましょう。
郵送方法を確認する
雑貨の郵送方法は「普通郵便(定型外郵便)」「ゆうパック」「宅急便」です。
「メール便」で商品を送るネットショップも多いのですが、メール便は郵送物追跡システムがあるにも拘らず紛失を中心とした郵便事故が多い郵送方法です。何故追跡できるのに紛失が起きるのか。それは、配達担当者が配達済み処理をしながら自宅に郵便物を隠したり、
川に捨てたりする事が後を絶たないからです.。(これは郵便物の年賀状にも言える事ですがアルバイトの質の問題です)また、郵便受けに入れる時に平気で折り曲げて入れるので、その点でもリスクは非常に高い郵送方法となります。
今の所紛失にはあった事はありませんが、郵便物を折り曲げて入れられた事は多々あるので、あまり自分では利用しません。取引先から頼まれた場合、上記の理由を説明してから応じるようにしましょう。
送料を確認する
「送料は一律いくらです」、と決めておくのがトラブル回避には役立ちます。また、自宅計量では限界がある為、
重さによって送料が変動した場合、返金対応等に関して速やかに連絡するのがベストです。
送料が390円ですと言われていたのに、実際届いた商品には240円分の切手しか貼っていなかったらあなたはどう思いますか?
差額送料が出そうなら、受け取った送料分の切手を貼ってしまうか、窓口で下の値段で出来そうだといわれても、「先方から送料は頂いているので」と、
窓口の人に話し、予定していた値段で処理してもらえばトラブルにはなりません。
送料はオークションで最もトラブルになる要因の一つなので細心の注意を払いましょう。
以上が雑貨に関するオークション取引事例、注意点となります。